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【第2回】XPERIA Z2 tabletと比較したZ4 tabletの構造設計の進化 [XPERIA Z4 tablet]

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今回の記事も前回に引き続き、

XPERIA Z4 tabletアンバサダーで発表された内容となります。

 

前回の記事にて予告した通り、

世界最薄・最軽量・防水機能をも併せ持つZ4 tabletをいかに設計し、

そして前機種となるZ2 tabletと比較して設計構造が

どのように進化したのか、お伝えしていきます。


(ソニーモバイルのメカ設計担当からのプレゼン風景)
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(クリックすると大きく表示されます)
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約10.1インチの大画面ながら、前機種のZ2 tabletと比較すると、

左右のベゼル部(額縁)を30%、上下部分においては17%削減しています。

ベゼル部分について縁幅を、よりベゼルレスで

液晶の幅を広がってくれることを望むユーザーもいるかもしれませんが、

スマホならまだしもタブレットの場合、

両手で持ちながら操作する機会が多いため、

仮に額縁部分がZ4 tabletの縁幅より狭くってしまった場合、

意図せずディスプレイ部分に親指が当たり、誤操作を招かねない。

そういう意味で、今回のZ4 tabletのベゼル幅は

実際に持って操作した感想ですが、かなり最適な幅と感じています。

 

更に厚さについても前機種よりも若干薄くなり、

世界最軽量(2015/7/31時点)の393gを実現。

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持ってみると本当に軽いことが実感出来、

カバンに入れて毎日持ち歩いても苦にならない軽さです。

(クリックすると大きく表示されます)
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10インチのタブレットとしてソニーモバイルは

2年前から通算3機種のタブレットをリリースし、

いかに軽いタブレットを世の中に提供出来るかに拘りながら設計しているのが、

上のプレゼン資料を見て感じ取ることが出来ます。 

 

Z4 tabletの構造は2年前から基本は変わらず、

強い面を6枚組み合わせ箱状にすることで強度を十分にだし、

一方中身は強度部材を入れずに軽量化をはかっている。

建築業界で言えばツーバイフォー(2x4)と似た仕組みと言えます。

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去年(2014年)リリースされたZ2 tabletにおいては、

繋ぎ目の一部をインサート成形という手法を使い、より強固にすることで

より中身を削除し軽量化を図った。それが去年までのストーリーになります。

 

下の1枚目の写真は左がZ tablet右がZ2 tabletになります。

中身の構造の組み立てや、バッテリーの配置、基盤の位置は異なっており、

軽量化されたものの、デザインがそれほどかわらなかったこともあった。 

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P7310288.jpg

 

持ってみて「軽い!」という実感を感じる壁は400gを切ることだったいう。

それには、液晶画面サイズは勿論そのままで、

フットプリントを持ちにくならない程度に、その為にはベゼルの幅を狭くして

その上で400gを切ろうというのが今回のZ4 tabletのコンセプトになった。 

上の画像と下の画像は同じように見えますが、

下の画像についてはわかりにくいかもしれませんが、

左がZ2 tabletで右がZ4 tabletです。 

(クリックすると大きく表示されます)
P7310289.jpg

メカ設計にとってはベゼルを削るというのは、かなり困難であり、

画面の部分は液晶と電池と基盤を殆どが占めており、

他の背の高いカメラ、オーディオジャック、キー、スピーカーのパーツ等は

ベセル部分にしか入らない。

メカ的にはおいしいゾーンでもあるが、

そこを削るのはとても困難な作業だったとのことだ。

 

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中身の構造はZ2 tabletと殆ど変えずZ2 tabletの経験をフルに活かし 

必要なものだけを効率的に詰めていきベゼルの幅を削減した。 

(クリックすると大きく表示されます)
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オーディをジャックについては縁に穴を開けなくてはいけず、

縁に穴があるということは衝撃に弱くなりがちだが、

ノウハウを活かし一例として外側にステンレスのフレームを配置して

衝撃から守る工夫を施した。 

(クリックすると大きく表示されます)
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そして、今回からキャップレス防水が採用されたUSBコネクタ部分。

ここは、何度も抜き差しする部分となり、

ダメージをくらうのを保護しつつ、防水パッキンがヨレないような難しい構造を

ホットゾーンに組み込むことが難しかったようだ。  

 

バッテリーについてはZ2 tabletでも空間効率を重視し

2つのセルで構成されていたが真ん中に基盤をおいており

バッテリー下に剛性はなく分断されていたが、 今回は上の方に配置して

タブレットの中に一本柱が出来るようなイメージで配置しており、

これが剛性に寄与しているようだ。 

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バッテリーがこんなに薄いとは・・驚いた。。↓

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(クリックすると大きく表示されます)
P7310360.jpg
 

 

デザインは大幅に変わっていませんが、今回のZ4 tabletの設計に関しては

メカ設計担当者曰く、やり切った感があるようだ。

(クリックすると大きく表示されます)
P7310293.jpg

 

次回の記事はZ4 tabletのディスプレイの進化について触れさせていただきます。 




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